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2017年8月 7日 (月)

次の一歩へ★筒井百々子さん「たんぽぽクレーター」


唐突ですが、
筒井百々子さんという漫画家さん
を、ご存知ですか?

私が5年前、最初にブログに書いた
漫画の感想は何だったんだろう? と
古い記事を遡ったら、

筒井百々子さんの「たんぽぽクレーター」

という作品でした。
1984年に刊行され、
今では多分絶版になってしまった作品。
(国立国会図書館のデータベースには
ちゃんと載ってます!)
筒井百々子さんの作品は
暖かく優しく、
でも不思議とノスタルジックな気持ちになる、
どれも素晴らしい話ばかりで大ファンでしたが、
今はどうされているのだろう?

Pict10


「たんぽぽクレーター」について
5年前に書いたブログ記事をそのまま転記します。

★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜


「タンポポクレーターに来れば、
どんな子供でも元気になれるよ。
マリア、こわがらなくていい、
月の光がきみを守ってくれる。
月の光の不思議な力はなくならない。
みんなひとり残らずおとなになって、
幸せや喜びを見つけるんだよ。」


私が小さい頃から一番大切にしている、
筒井百々子さんの作品です。
筒井さんは、30年ほど前に活動された漫画家で、
SFとメルヘンが融合した佳作を多数出されています。


「たんぽぽクレーター」は、
大規模な小児センターを持つ月面にある総合医療都市で、
地球で治療を見放された子供達が、
最後のよりどころにする場所。
冒頭の言葉は、
主人公の若き医師ジョイスが残したものです。
地球や月面が荒れ果てる中、
医療センターで子供達を守るため必死で戦う人々の物語。


物語の核となる放射能汚染との戦い、
コールドスリープ、疑似氷河期・・・
ストーリーはかなりハードですが、
筒井さんのあたたかな絵柄と、
所々にでてくるメルヘンチックな雰囲気が、
話の悲壮感を和らげてくれます。


たんぽぽクレーターから30年近くが経ってなお、
子供達が放射能汚染の脅威や、
政治的迫害の危機にさらされている現実は、
この話の中から全く変わっていません。
悲しい事ですね。
物語は、人々が尊厳を取り戻し、
子供達の明るい未来を示唆して幕を閉じますが、
現実世界もそうなってくれる事を願ってやみません。


小学館から全2巻で刊行されていました。
だいぶ月日が経ってしまったので、
普通に書店で手に入れるのは無理かもしれませんが、
是非、これからも読み継がれて行って欲しい物語です。


★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜


わずか5年なのに、
戦争やテロのリスクが、
当時より大きく上がってしまっている気がする。
月面医療センターのような夢の話は、
大きく遠ざかってしまっているのに、
核の脅威は「たんぽぽクレーター」が描かれた当時より、
ある面ではむしろ上がっているし。。。
全くなんだかなー、な感じですthink


「たんぽぽクレーター」
クラウドファンディングで
アニメ映画化されないかなぁconfident

 

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