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2015年5月27日 (水)

言葉を残すこと

先週、「古本の中にあったモノ」というタイトルで、
幾つか記事を書かせていただきました。
本に残されていたものは、

未練を断ち切るための言葉であったり
心のイライラを吐き出すための言葉であったり

言葉の力強さ、儚さ、優しさ、、、
様々な事を考えるきっかけになりました。

私は、

言葉を残すことは、想いを残すこと

と、感じる時が多々あります。
だからこそ、本に紡がれた様々な言葉に、
読み手として純粋な感動を感じるのでしょうね。

筒井百々子さんの「たんぽぽクレーター」という作品に、
こんな言葉があります。

「言葉は飾るものじゃなくて
かみしめるもの」

子供の頃、この文に触れた時の心揺さぶられる気持ち、
今も鮮明に覚えています。
以来、言葉を残す時はつたなくても気持ちを込めて、と
心がけていますが、
いつまでも未熟で困ったモノです。

★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜


「たんぽぽクレーター」は、
このブログを始めた頃、
一番最初に感想を書かせていただいた本。

月面の総合医療都市「たんぽぽクレーター」にある小児センターで、
混乱の時代の中、命を賭して子供を守ろうとする医師達の話。
先の言葉は、
子供を救うため死の淵に立ってしまった若き医師を前に、
「たんぽぽクレーター」の医院長が
自らを振り返りつぶやいた言葉。

自分のやり方に驕りはなかったのか?
患者に対して「助けてやる」という傲慢があったのではないか?
「わたしが代わってやれたら」という患者の親の言葉を
かみしめる事が出来ていたのだろうか?

その自責の念が心に刺さります。
立場や年齢に関係なく、
そのように自己を振り返られる人でいられたら、
素敵ですね。

「たんぽぽクレーター」は、
1983〜1985年にプチフラワー(今の月刊フラワーズ)に連載された作品。
今は絶版になってしまっているようですが、
是非復刊して欲しい一冊です。
30年の歳月を超え、今の時代だからこそ、の作品だと思いますconfident

Dandelion1

 

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コメント

こんにちは♪
言葉って、本当に色んな力を持っていますよね。
口に出せば言霊、文字上の言葉もまた同じだけの効果をもつ…。
だからこそ作家さんたちが紡ぐお話のたった一文や、
一言のセリフが胸に刺さることがあるんですよねhappy01
「良いなあ」と思った本はそんな言葉が絶対あって、「すごいなあ」って思わずにはいられません。
何気なく使っている言葉だけど、もっと丁寧に考えて使わなきゃって改めて思いますconfident

Mugpyさんはたくさん読書されているから、感受性が豊かそうです~happy01

凩さん、こんにちは☆☆
言葉が持つ力が強い分、感動させるだけでなく、
人を傷つける可能性もあるので、
特に書き残す時は慎重になりますよね。
「言葉を選ぶ」って難しいけど、それが自然にさりげなく出来ると素敵ですねconfident
小説にしても漫画にしても映画や写真であっても、
何か形にして発信するって、とても精神力を使う仕事なのでしょうね。
凩さんが書かれたように、本に刻まれた「一言のセリフ」、心に残りますよねーheart
その道で生きている人はやっぱり凄いなぁ、ってshine

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