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2015年4月23日 (木)

何度読んでも切なさで心がいっぱい、冬目景さん「イエスタデイをうたって」

このところ、何となく気持ちが晴れない日が続きましたが、
そんな時、私にはいつも手に取る本があります。

特別な想い

多くの方には、きっとお気に入りの本があって、
その中でも”特別な想い”が込もった本を持たれている方も、
少なからずいらっしゃると思います。

私にとって、その”特別な想い”の本の一つが、

冬目景さんの「イエスタデイをうたって」

なんです。
特に第1巻は、とびっきりの特別

Yesterday1



イエスタデイをうたって

今更ネタバレと書くまでもないですが、、、

大学卒業後も自分の未来を思い描けず、
漫然とした日々を過ごすフリーターのリクオ(魚住陸生)。

リクオの同級生で過去に囚われた自分に悩む
高校教師のしなこ(しなは木偏に品、森ノ目しな子)。

カラスを連れ自由奔放に振舞う風な不思議少女ハル(野中晴)

この三人を中心に、
様々な人が自分たちの未来に悩みながら日々を歩んでいく物語。

第1巻が出版されたのが、1999年。
第10巻が2014年5月に発売になっていますが、
実に15年かかっている。sweat02
しかも現在もグランドジャンプで不定期連載中。
第1話に至っては、1997年発表なので、
18年間も続いている作品。
連載開始当時に生まれた子供が、
もう大学生ですよcoldsweats01

Yesterday2


単行本のリリースと同じようにゆったりとしたペースで話は進み、
驚くべきは18年間で基本的な絵の雰囲気が変わっていない。
冬目さんは、初期から卓越された画力の方でしたものね。

男女間の友情って?

リクオのしなこへの静かで温かい想い、
ハルのリクオへの一途で熱い想い、
どれもとっても素敵。
そして、僅かな距離なのに心が届かない事に、とっても切なくなる。

第1巻で、リクオの告白を受けたしなこが

「今のまま親友でいたい」

と。

男女間で友情は成り立つのか?
恋愛感情抜きに親友たり得るのか。

私も同じ年頃、しなこと同じ悩みを持っていました。

自分は親友と思っているけど、
相手はそれに合わせてくれているだけではないのか?
もしそうなら、それはズルイ事ではないのか?
でも、そう思う事自体が自分の驕りではないか?

結局答えは分からないままだけど、
ハルちゃんの

何も要求しない
相手を好きでいるだけでもワリとシアワセ

今になって、なんとなくわかってきた気がします。
「ワリと」って頃合いが結構重要かも。

何故、今ブログに?

昨年、第10巻が発売された際、
ブログに書こうと思いましたが、
想いが強すぎて書けなかった。
そういう事ってありますよね・・・??

で、今回書き始めたのは、

・次回(6/3)のグランドジャンプでついに最終回
 ショックで、ショックで倒れそう。
・第1巻を読み返して、やっぱり切なくて涙が溢れて、
 気持ちの整理をつけたかった。

から。

18年読み続けたから、もう少し続いて欲しかったと思いつつ、
ああ、ついに終わりを迎えるんだ、ってちょっとホッとした自分も。
だって、とっても、とっても切なくなる話だもの。

最終話、私が大好きなハルちゃんが、どうか幸せになりますようにconfident

 

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コメント

こんにちは♪
この作品は読んだことがないんですが、なかなか深いテーマがありますね!(笑)
男女間の友情…私も気になりますcoldsweats01
このテーマに関しては、本当に人によって分かれますよね。
本当の気持ちは本人しか分からないので、何とも言えませんが…。

大好きな作品は、終わりが気になる反面、いつまでも続いて欲しいという無茶なことを願ってしまいます。
もちろん作品が終わっても、作品の中でキャラクターたちは動き続けるわけですが、
もう少し一緒に歩みたいと思ってしまうんですよね。
でも自分なりに妄想して楽しむのも結構楽しかったり…coldsweats01
自分の人生の中で、その時々に深く感じ入った作品がありますよね。
そしてそれらを改めて読み返してみると、当時を思い出すのに加えてまた違ったことを発見して、少し新鮮な気持ちになりますconfident

凩さん、こんにちは☆☆
友情と愛情の境界線って難しいですよね。
恋人になれないなら友人としてもお終いなのか、、、
この作品のリクオの場合は、下心アリの友情って相手に宣言してますが、
それはそれで潔いのかも。
しなこの、ホッとしつつもリクオに申し訳ない、というのも
何となくわかります。。。
 
物語はいつか終わりが来るけど、
その後の展開を妄想するの楽しいですよね♪
自分の良いように話を作ってしまえるしcoldsweats01
時間が経ってまた1巻から読み返すと、
ああ、これに感動したんだよねー!って懐かしい喜びが
蘇ってきますよねconfident

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