メーテルリンクの「青い鳥」★これは凄い♪
ムスメに買ってあげたメーテルリンクの「青い鳥」を読んでみました。
講談社・青い鳥文庫の新訳版。
「青い鳥」読むの何十年ぶりだろ。
ちょっとドキドキ。
で、読む前に表紙を見てビックリ。
訳は江國香織さん、絵は高野文子さんではないですか。
高野文子さんの挿絵、とっても可愛かったです
読んでみて思いましたが、結構内容を忘れているものですね。
ある意味、新鮮味がありました。
”幸福の館”の話がとても印象的。
幸福の館と不幸の洞窟は隣り合っていて、
”光”はチルチルにこう言います。
「いくつかのよろこびは、最悪の不幸よりももっと危険で不誠実」
内容が、とても100年以上前に書かれたものと思えないくらい、
示唆に富んでいて、
さすがに長く読み継がれる話しです。
有名なラストシーン。
厳しい旅をしても見つからなかった青い鳥が、
実はチルチル・ミチルの部屋の鳥かごに。
そして、逃げていってしまう青い鳥。
でもチルチルは、また探せばいいさ、と。
幸せは身近にあって、普段なかなか気がつかないもの。
そして、幸せは抱え込んで守るものではなく、
常に探し続けていくもの。
、、、かな?
ムスメの寝顔を見ながら、
彼女はこの本を読んで、どんな想像を巡らすのか、
ワクワクしてきました
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こんばんは、まぐぴーさん。
この表紙の絵、とってもとっても可愛いですね
わたしも読みたくなりました。
子どもの頃に読んだ本って、意外と奥が深い内容で、
大人になっても楽しめる(ためになる?)んですよね
ステキな本を紹介してくださって、ありがとうございます
投稿: アケ | 2014年6月14日 (土) 01時24分
アケさん、こんにちは♡

この本読んでから、ちょっと児童文学にはまってしまいそうです
子供の時に比べて目線が変わると、感じ方も変わって、
なかなか楽しいですよ♪
子供の頃に読んだ本の中で強い印象が残っているものが
何冊かあるのですが、
どーしてもタイトルが思い出せなくて。。。ちょっとモヤモヤ中です
投稿: Mugpy | 2014年6月14日 (土) 22時06分
高野文子さんの絵、好きです。
で、訳が江國香織さんということなら、読んでみようかな・・・と思ったり。
子どもの頃読んだ本は、読み返すと内容の深さに驚くことがありますね。
投稿: マイマイ | 2014年6月16日 (月) 17時04分
こんにちは☆

実は児童文学好きなくせに、「青い鳥」を読んだことがありません…
何となくどこかで青い鳥を探しに行く話だとは聞いたことがあるんですけど…。
でも青い鳥文庫は大好きで、色々楽しんだ記憶があります
(今もはやみねかおるさんのなんかは楽しんでますね 笑)
かわいい挿絵を見て、私も読んでみようと思いました♪
投稿: 凩 | 2014年6月16日 (月) 20時07分
マイマイさん、こんにちは。
高野文子さんの描かれるおかっぱ頭の女の子が大好きです(^_^)
青い鳥読んで、子供の頃の印象とずいぶんと違って、
こんな深い話しだったんだって、びっくりしました。
子供の目線でどう映ったか聞いてみるのが楽しみです。
投稿: Mugpy | 2014年6月16日 (月) 22時45分
凩さん、こんにちは☆☆

おー、是非青い鳥読んでみて下さい!
こんな難しい話しだったっけ?って、ちょっとオドロキ
青い鳥文庫、いっぱい素敵な本があるので、
本屋さんでムスメと選ぶのが楽しいです♪
挿絵もみんな可愛いですし
投稿: Mugpy | 2014年6月16日 (月) 22時50分
江國さん、外国の絵本の翻訳も数多くやられてますね。
読んでみたい♪
「幸せは抱え込んで守るものではなく、常に探し続けていくもの」
なるほど。。。深いです。
世に受け継がれている児童文学や童話はやっぱりそれなりの理由がありますね。
胸を打たれたり爽快だったりちょっと怖かったり。。。ほんと娘さんがこの本から何を感じ取ってくれるかとても楽しみですね
投稿: uki | 2014年6月17日 (火) 22時32分
ukiさん、こんにちは♪
江國さんが訳されているの知らずに買って、家帰ってビックリです。
ムスメが理解できるかな?って、ちょっと心配になるくらい深い話し。
オットも「これ、すごいね」って驚いてました。
今まで本について語り合った事が無いので、
今回どう解釈するのかとっても楽しみです
投稿: Mugpy | 2014年6月18日 (水) 23時08分